昨年授かった娘のために資産をふやしてあげたいなと思いましたが、未成年しかも0歳の娘に株式口座は作れるのかなと思い調べてみました。
結論は0歳の赤ちゃんでも株式投資はできます。
ここでは未成年での株式口座やおすすめの運用方法について詳しく解説していきます。
もくじ
未成年口座とは
未成年口座とは、満20歳未満の未婚者を対象とした証券口座です。
未成年でも既婚者については成人扱いとなり総合取引口座を開設することができます。
未成年口座を作るための条件
・親権者による申し込みが必要。(親権者も同じ証券会社の口座を持っていることが前提)
・未成年口座と同じ名義の銀行口座が必要。
・保険証やマイナンバーカードなどの身分証明書の準備が必要。
・住民票または戸籍謄本(家族全員記載のもの)が必要。
おすすめの証券口座
私がおすすめする証券口座は3つです。どれも後で説明するジュニアNISAにも対応していますし、子供名義でIPO申し込みもできる口座となっています。
IPO株の当選確率を上げるためにもお子様の口座も活用することができます。
SBI証券 | 投資信託・IPO共に取扱数が最多で人気NO1。情報量も豊富。 IPOの幹事数は非常に多く、主幹事も多い。 SBI証券ならETFの定期買付もできます。 |
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楽天証券 | 取引に応じて楽天ポイントが貯まる。情報量も豊富。 IPOは申込上限100株で、実質は平等抽選に。 私も娘のために口座開設中です。 |
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抽選資金不要で、0円でIPOの抽選参加が可能 IPOの幹事数は増加傾向。 老舗でバランスの良い証券会社です。 |
取引可能な商品
・国内株式現物取引
・外国株
・投資信託
・債権
取引不可の商品
・国内株式信用取引
・FX(外国為替証拠金取引)
・先物、オプション取引
関連記事:FXとは
注意事項
・証券口座への入金は本人名義の銀行口座からのみ可能。(たとえ親権者であっても不可です。)
・出金についても本人名義の銀行口座にのみ可能。(たとえ親権者であっても不可です。)
・取引は基本的に親権者が行う。(年齢によっては本人が取引可能)
ジュニアNISAについて
ジュニアNISAとは、2016年1月から始まったもので、未成年者少額投資非課税制度といい子供の将来に向けた資産形成をサポートするために導入された非課税制度です。
未成年口座を開設するならジュニアNISA口座も作っておくことをおすすめします。
項目 | ジュニアNISAの概要 |
対象者 | 日本の居住する0歳から19歳までの未成年者 |
非課税期間 | 最長5年間 |
非課税 | 年間80万円まで |
対象商品 | ・上場株式(国内、海外) ・株式投資信託 ・ETF(国内、海外) ・REIT(国内、海外) ・新株予約権付社債(ワラント債) |
ジュニアNISA廃止について
ジュニアNISAは2023年12月末で廃止が決定しました。
理由としては、ジュニアNISAは今までは18歳(高校3年生の1月以降)になるまではお金を引き出すことができませんでした。(それまでに引き出すと税金が発生。)
そのため大学の費用には間に合うが、引き出す時期の1月から3月までの相場状況が悪ければ運用益が小さくなってしまう可能性がある、中学や高校を私立に行かせようと思っても引き出せないなど不便さがありました。
そういったことで人気が出なかったのか、利用者がNISAやつみたてNISAに比べて利用者が少なかったようです。
ジュニアNISA廃止のメリット
①2024年以降は18歳に達していなくても源泉徴収されずに払出しができるようになります。
そのため教育資金として運用していくことで、中学校入試であろうが高校入試であろうが、運用資金を引き出すことができます。
②2023年末までの投資分は18歳になるまで非課税で保有することができる。
ジュニアNISA廃止のデメリット
ジュニアNISAが廃止になることでのデメリットは全くありません。
あえて言えば2023年12月までしか利用できないことです。
ジュニアNISAのおすすめの運用方法
廃止が決まっているジュニアNISAでは、18歳になるまで非課税で運用できることもあるので、長く運用できるのであれば投資信託やETFが良いかと思います。
※あくまでも私的におすすめしているだけですので、投資は自己責任でお願いします。
関連記事: 学資保険とジュニアNISA。どちらを選ぶのがお得なのか?答えは1択です!
全世界株式の投資信託
全世界の企業に投資できるので安定して資金を運用できることが期待できます。
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●楽天・全世界株式インデックス
●SBI・全世界株式インデックス(雪だるま)
米国株式の投資信託
今一番勢いのある米国株式の投資信託もおすすめです。
●eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
●楽天・全米株式インデックス
●SBIバンガード S&P500 インデックス
まとめ【未成年でも株式投資はできる?】
・未成年でも証券口座を持ち、株式投資をすることができます。
・ジュニアNISAは廃止が決まったことで、とてもお得な投資になるので利用しない手はないです。(使わないと損です。)
私は娘のためにジュニアNISAを始めてやろうと思います。現在楽天証券に未成年口座と同時にジュニアNISAを申し込み中です。お子さんがおられる方や、この記事をご覧いただいている未成年の方は今しかないチャンスですのでぜひご検討ください。