ETFの投資を始めたいけど特徴や銘柄の選び方がわからないという方は多いのではないでしょうか?
ここでは初心者でもわかりやすいETFの5つ特徴と銘柄の選び方についてまとめてみました。
これを見ればあなたもETFに迷わず投資できるようになります。
初心者でも安定してキャピタルゲイン(値上がり益)やインカムゲイン(分配金など)を稼ぎたいのであれば、ETF投資を選ぶのが近道にもなりますし、あまり考えずにコツコツ投資をすることができます。ぜひご参考にしてください。
こんな方におすすめ
- 株式投資はしているがETF投資はしたことがない。
- そもそもETFって何なのか知らない。
- TwitterなどのSNSで話題になっていたので気になっている。
- どんな銘柄を選んだらいいかわからない。
もくじ
ETFとは・・・
ETFとはExchange Traded Fund(エクスチェンジ トレーディッド ファンド)の略で上場投資信託のことを言います。
現在世界中には約6000種類ものETFが存在しています。
ETFの投資対象は、株式だけでなく、債券、コモディティ(金・原油等)、テーマなど、個別株では手の届きにくい投資対象まで様々なものがあります。
ETFの5つの特徴
1.保有コスト(総経費率)が一般的な投資信託に比べて安い。
2.複数の株式に投資をしてくれるので自動的に分散投資をしていることになります。
3.日本国内をはじめ、米国や新興国、グローバル株式、債券など、豊富なラインアップから投資対象を選択することが可能です。
4.透明性が高い。ETFは構成している銘柄などの比重を公表しなければいけません(これを「ポートフォリオ・コンポジット・ファイル」といいます)。
5.1口単位から購入することが可能なため、比較的低予算で投資することができます。
ETFと投資信託の違い
・どちらも投資信託ですが、ETFは上場している投資信託、上場していないのが投資信託です。
・一般的に信託報酬(ETFの場合は経費率)はETFの方が低い場合が多いです。
・投資信託の方が商品(銘柄)の種類が圧倒的に多い。
・ETFの方が投資信託よりリスクが大きい。ハイリスク・ハイリターン。
・ETFは株式と同様で株価はリアルタイムに変動しているが、投資信託の株価は1日1回算出される。
ETFと投資信託どちらが良い?
どちらも長期投資に向いている商品になりますが、投資経験の少ない方や積立NISAやiDecoを活用したい方は種類も多く買付手数料無しの投資信託の方が良いと思います。
自分の好みのポートフォリオを構築したり、好きなタイミングで売買したり、より低コストで投資したい方はETFがおすすめです。
よっしーの投資方針
私の場合は積立NISAの口座では投資信託を、特定口座ではETF投資をしています。ある程度のリスクは覚悟の上でハイリターンを狙います。
ETFの分配金とは
ETFの分配金は、運用している株式銘柄などの配当金や受取利息から信託報酬などを差し引いたものになります。
なので一般的に分配金が高いものは高配当ETFと呼ばれているものは、正確には高分配ETFと言った方が良いかもしれませんね。
分配金って年間で何回もらえるの?
ETFの分配金は銘柄によっては、年1回、年2回、年4回、年6回、年12回のものがあります。
年に12回の分配金おすすめETF
- HYG(iシェアーズ iBoxx米ドル建てハイイールド社債ファンド)分配金利回り8.15%
- EMB(iシェアーズ JPモルガン・米ドル建てエマージングマーケット債券)分配金利回り4.98%
- LQD(iシェアーズ iBoxx米ドル建て投資適格社債ファンド)分配金利回り4.56%
- CFT(iシェアーズ・バークレイズ米国クレジット)分配金利回り4.25%
- TIP(iシェアーズ バークレイズ 米国TIPS)分配金利回り4.19%
※上記の分配金利回りは2021年3月1日現在の予想となります。
分配金をもらうにはどうしたら良い?
ETFの分配金をもらうためには、そのETFの決算日(権利確定日)の2営業日前(権利付最終日)までに保有しておけないといけません。
また、決算日が休日の場合は、決算日(権利確定日)の3営業日前になります。
ETFの銘柄の選び方
ETFの選び方について説明します。人それぞれ選び方は違いますが、初心者の方や何を選んだらいいか迷っている方は下記のポイントをご参考にしていただければと思います。
ETFのおすすめの買い方
長期投資の方向きの投資法ですが、ドルコスト投資法(DCA)※というものがあります。これは毎月継続的に投資するのですが、単価が高い時には少数口を購入し、単価の安い時に購入口数を増やすという投資手法です。
このドルコスト法という投資手法でいけば、毎月それほど考えたり悩んだりすることなく投資をしていくことができます。
ただし、注意点として成長性のないETFの場合は損失が発生する可能性があります。
※ドルコスト平均法 : 毎月継続的に一定金額の金融商品を購入することで平均取得単価を下げる投資手法
※参考 : SMBC日興証券 ドル・コスト平均法
ETF初心者のおすすめ銘柄7選
コード | 銘柄 |
1321 | 日経225連動投信(国内) |
1330 | 上場インデックスファンド225(国内) |
1306 | TOPIX連動型上場投信(国内) |
VT | バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(米国) |
VTI | バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(米国) |
VWO | バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF(米国) |
VOO | バンガード・S&P 500 ETF(米国) |
【まとめ】初心者でもわかりやすいETFの5つの特徴と銘柄の選び方
まとめ
- ETFは保有コストが安く、自動的に分散投資ができる長期投資向きの金融商品です。
- ETFは投資目的に合った、運用コストが安く、出来高の多いものを選ぶのが良い。
- 長期投資向きの金融商品なのでドルコスト法でコツコツ投資を継続するのが良い。
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